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安全対策と、それから今回の福崎さんの復興の問題と分けて言いたいと思いますが、先ほどの安全対策については佐藤さんの指摘が大変大事なのです。避難勧告が解除されたということは、安全になったという意味ではないわけです。大島の場合は全島避難、そして避難勧告が解除。これでもう災害は一応終わりだったわけですけれども、三宅の場合はまだ残っているわけですね。
そこで火山ガスの危険地帯は、地域内、島内の一部ですが、そこは避難は解除してはいけない。やはり避難勧告地域として残しておくことが大事ですね。つまり避難が継続しているのだというシンボル的な意味もあるし、住民の安全という意味もありますね。それが1つ。もう1つは、これもまた佐藤さんの指摘で重要なのですが、いろいろな事情があってすぐには帰れない。いずれは帰るかもしれないけれども、すぐには帰れない。
こういう人たちもまだ災害が続いているわけですから、例えば都営住宅は有料になるということでは困るわけです。ですから、二月に一応いったんは帰るけれども、災害はまだ終わってないよということが基本的な認識です。そして、火山ガスの危険地帯は避難勧告地域として残しておいて、センサー等々の安全対策を取る。それからもう1つ、泥流対策ですけれども、これは実は私も東京都の河川関係ですけれども、土砂災害対策委員会の委員に入っていますが、砂防ダムがたくさん出来ている。
毎年毎年、ハザードマップを作っています。砂防ダムが出来るからだんだん危険地域が減っているのですが、現に私も持っています。工事の方はそれを持って工事している。これは帰島の時には島民の方々全員に配るという。もっと早く公表したらといっているのですが、それは公表しないで帰島の際に配るということなので、ぜひこのハザードマップをご覧になって、自分のところはいったい安全なのかどうかをあらかじめ知っておく。
それから警報の基準雨量も変わっていますから、警報はしばしば出やすくなります。しかし、面倒くさがらないで、警報が出たら避難をすること。これは大事ですね。つまりまだ終わっていないのだという認識は、これは三宅の人たちだけではなくて全国にもまだアピールする必要があるということが1つです。復興に関してはやはり福崎さんの言うように基金なのです。
この作ってくれた61ページの表を見ると、農業支援と漁業支援とありますけれども。雲仙の場合は重要なもの、特に貸すのではなくて助成するというのもほとんど基金でやっていますよね。北海道は若干は道の金としてやっている。東京の場合はどうかというと、大体利子補給や長期低利の融資ということですよね。基金があるかないかによって対応策がものすごく違う。
しかし、今、基金を作れといってもなかなか難しいというのも1つの問題です。それから農業と漁業は支援策は大変多い。ここに書かれているほかに共済制度がありますから、かなりそういうもので救われているわけですね。ところが、白井さんのような二次産業、三次産業のいわゆる企業に対する支援策というのは、雲仙も有珠も三宅も総体的に非常に少ないですよね。
雲仙の場合は基金も多少使っていますが、やはりこういう企業に対する支援をいったいどうするかということが問題ですよね。基金があればできるけど、それがないからできない。私は、解決策は2つあると思います1つは、農業は漁業と同じように共済制度や保険など,今の地震保険は一般家庭にしか適用されませんけれども、保険や中小企業というか、第二次産業、第三次産業を対象とした支援の制度を積極的につくっていくということが1つ大事だと思います。
しかし、三宅の場合はもうそんなことを言っても間に合わないわけで、何とかしなければいけない。そこで、これは復興計画の中にも議論されていたと思いますけれども、宝くじ、あるいは寄付金付き切手など、そのようなことを提案されていますよね。あれは文章で提案するだけではだめなので、当然動かなければいけませんよね。押すところを押せば、宝くじも可能かもしれない。
私は実際、東京都に打診してみたらあまりいい返事はもらえませんでした。しかし、それはやり方によっては可能かもしれない。前にお話ししたかもしれませんが、阪神大震災の兵庫県は250億円を宝くじのお金で調達していますよね。そんなに調達できないとしても、多少はいくかもしれない。それから切手の寄付金、競輪競馬のお金、いろいろなものを使って、これも考えるだけではなくて、もう動かなければだめだと。
とにかくいろいろなところにいろいろなコネを頼って働きかけて、とにかく島に帰った少なくとも数年くらいの間は、本当に困ったときに公的なお金でない形のお金を調達できるストックを蓄えておく必要があると。義援金を再び募集してもどれだけ来るかということはちょっと現実味がないので、宝くじなんかをどんどんやるべきだと思います。
ですから、ぜひ村長さんはもういらっしゃらないいかもしれないけど、いろいろな難しい問題はあるかもしれませんが、東京都が帰島するときにお土産をくれるよというなら別ですけれども、お土産をもしもくれないとしたら、やはり自分たちで道を切り開かなければと思うので、ぜひそういう現行の仕組みでできるようなものを、口ではなくて実行力を持ってやってほしいと思います。
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